~CIMABUE PRODUCT NEWS Vol,2 / レーデルオガワ製アニリンコードバン~
革のダイヤモンドと呼ばれるコードバンの話。
CIMABUE 初期から展開していた「新喜皮革社のオイルコードバン」と
2016X’masから登場の「宮内産業社の顔料コードバン」
こんにちは、CIMABUE Designer です。
「新喜皮革社のオイルコードバン」「宮内産業の顔料コードバン」
どちらも、CIMABUEを語るときには外せない「コードバンシリーズ」。
もちろん、共に現在も大人気のシリーズですが、CIMABUEをデビュー当時からご存知の方からは「CIMABUEといえばオイルコードバン!!」って方もおおいでしょう。
だって、当時からお客様に人気NO1のシリーズですからね。
CIMABUEの革小物ラインの中でも絶大なる人気の秘密は
世界一とも言われる「ピット鞣し(漬け込む)技法ができる新喜皮革の技術」と
現在の世界的な原皮薄、手間と時間のかかる作業が多いことで「生産数が少ない希少性。」
なんですよね。
コードバン鞣し及び染色の特徴とは?
アメリカの「HOWEEN社」と「姫路の新喜皮革社」がコードバン層の削りだしが上手な世界的な2大タンナーと
言われていますが、「ワイルドな削り出しのHOWEEN!!!」「 繊細なイメージの新喜皮革!!!」
両社、甲乙つけがたいほどの最高品質ですのが共通して言えるのは、
オイルコードバンの供給率の低さ。。。
商品展開している全色を揃えるのに年単位でかかります。。。
皆様のお手元に届けたくても、革がありません。。。
なんです。。。
でも、これじゃいけないと言う事でデザイナー自ら「第三のコードバン」を探しに行くことに。
まずは、何度もやろうと考えたインポートモノのコードバンをリサーチ。。。
アメリカ産のホーウィン社 /語る必要のないコードバンタンナー)
イングランド産のクレイトン社 /ブライドルレザーでは有名なタンナー)
イタリア産のコミぺル社 /宮内産業さんのベースを使用してイタリアで染色)
イタリア産のCORDOVAN CO / (新進気鋭のコードバンタンナー)
アルゼンチン産のロシナンテ社 /南米産のコードバンタンナー)
ただ、デザイナーとして心配事が、、、
本当に安定的に供給が本当にできるのか?原皮はどうなのか?染色はブレないのか?
そんな事を思い悩んでいたんですが、、、杞憂でした。笑
だって、日本国内で「最高な答え」をすぐに見つけてしまったんで。
世界一の染色集団 「レーデルオガワ製アニリンコードバン」
新喜皮革でピット鞣しされ、更に透明度の高いアニリンコードバンを作るレーデルオガワ社。
「最高」に目がないCIMABUEは直ぐにコンタクトを取り、レーデルオガワさんへ・・・
レーデルオガワ製のコードバンは「名だたる有名ブランドが多数使用するコードバン」
人々を魅了する、美しい染色が人を魅了するコードバンです。
今回は、その「世界1の染色技術」が行われている工場見学からスタート!!!
目の前でコードバン削りを見せて頂きました。
磨きの工程も・・・全てはレーデルオガワだからこそ可能な技術、技術、技術のオンパレード。
世界No1の技術と呼ばれる由縁が直ぐにわかりました。
もう気が付いた時には「これだーーーーと。」叫んでいましたね。笑
でも、レーデルオガワ社といえば供給を安定させるために取引先を厳選していて簡単には
取引できないとの事前情報も。。。
しかし、いつものように熱くCIMABUEのヒストリーや想いをレーデルオガワ社の社長さんと専務さんに直々に聞いて頂き、、、
なんと直ぐに握手!!(笑)
まさかの、「やりましょう!!」を頂けたのです。
今までのCIMABUEの物作りが認められたからこそ!!
だからこそ、更にCIMABUEはより「誰もやっていない」取り組みの提案をしてきたんです。
それは。。。
無理を言って「CIMABUE完全オリジナル」のアニリンコードバンを作成
通常の展開色では無くCIMABUだけの「オリジナルカラー」のアリニンコードバンを作成してもらいました。
ほんとこれがテスト・テストの繰り返しで、、、最初は「無理」と言っていた色がようやく完成しました。
一番のおすすめはアニリンコードバンのグリーン!!!!!
オシャレな方はグリーンでしょ?
でもね、このグリーンは「普通のグリーン」とは違います。
なんと、「グラデーション」仕様です。
二番目おすすめはアニリンコードバンのバーガンディー!!!!
ワイン色とも言うこの色も、もちろんグラデーションになっております。
その他には、定番でカラーでありながら一番人気のブラック・ネイビーも!
最後に「コードバン」という素材の知っておいて欲しいこと。
デザイナーからCIMABUEユーザーのあなたへ、最後にお伝えしたい事があります。
コードバン素材がなぜ「希少」なのか?ご存知ですか?
現在日本へは月産で約1000頭分がヨーロッパから輸入されて来ています。
意外と多いなって思われるかもしれませんが革にもサイズ感があり、例えばCIMABUEのラウンドファスナー長財布が
二個取れる位が「一番大きな革のサイズ」しかないのです。
それに加え、革は天然のモノなので自然のもともとの傷なども多数あります。
「ピンホール」と呼ばれる毛穴がどうしても革の表面に出てきます。
CIMABUEのアリニンコードバンも自然の傷や毛穴が全くないとはいえませんが、これは薄化粧で染色を行っている証拠です。
それでも薄化粧で染色するメリットは、やはりエイジングです。
使用しながら、「あなただけの経年変化」を楽しむために極力薄化粧で染色を行っています。
削りだす作業・染色作業・など全て人力で行っている為、1点1点違うのが、コードバンの良さでもあります。
是非、CIMABUEアリニンコードバンの魅力を堪能してください。
CIMABUE レーデルオガワ アリニンコードバンシリーズ 2017/9 発売開始予定
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